短文の積み重ね
以前聞いた話ですが
「今日はヒマがないので短い文章は書けない」
という言葉が、フランスのある作家の手紙にあったそうです。
本当に短い文章を書くのは難しいです。
それは、「自分の考えや気持ちを整理し
ギュッと凝縮しなければならない」からです。
でも多くの人は、短い文章は簡単に書けると言い、
長い文章を書くのは苦手だと言いますよね。
ブログに何をどう書けばいいのか分からないが、
ツイッターなら短文なので書きやすいと言うのを
良く耳にし、目にします。
短文は、
画家のデッサンのようなものだと言う人もいます。
画家が壮大な絵画を完成させるまでには、
それぞれの部分部分を何度も何度も
デッサンを繰り返しているからです。
これと同じように、
長い文章も、大河小説も、
「良く考えられた無数の短文の集合体」
だということになると思うのです。
だから短い文章を書く練習が必要です。
短文は「簡単で明確であること」が挙げられます。
前にも書きましたが
そのいい例として、家康の家来、本田作左衛門の手紙
「一筆啓上。火の用心。おせん泣かすな、馬肥やせ」
があり、
もっと短くてグッと来るのは、
「あ な た」
の三文字の電報。
南極観測船「ふじ」の乗組員に送った
新妻からのものだそうです。
正にこれこそ、名文だと思うのです。
いやはや文章を書くのは楽しいものですね。
今日も一日、頑張りましょう!